パプリカ・与迷いごと
今月は攻殻を見るためにNetflixに再登録したが、1ヶ月の会員期間が終わりそうなのでパプリカを見た。
ちなみに今日は私は仕事が早く終わりLSD(ゲーム)を2時間くらいプレイしている。(エェーッ)
LSDも夢の中を散歩するという趣旨のゲームだが、連ちゃん(連ちゃんパパァ!?)でパプリカ(夢の中に入る)を見るという…頭おかしなるで。
ともかく。ずっと見たかったパプリカを見た!
あらすじは5億人くらいの人が書いているだろうから恒例の割愛。
ところで夢に関する作品・またエピソードのあるものは好きで知ったらいつも優先して見てきた。
最初はインセプション。攻殻機動隊(映画監督が自らの電脳に観客を閉じ込める話だ。素子が涙を流すのが印象的)。イド・インベイデッド。あとパプリカ。銀河鉄道とかも夢だったっけ。あとゆめにっき。あと今日やったLSD。
夢じゃないけどデスパレード、輪るピングドラム、清水玲子の秘密もなんだか同じカテゴリに属しているように思える。
なんだかわからないここら辺のカテゴリを、私はひっくるめて「哲学系」と呼んでいる。哲学系の作品、すきだ。
さて、夢をテーマとする作品の醍醐味は"夢の中の夢"の描写だ。これほど怖いものはない。夢というのは自由が担保される代償として起きるまで終わりはない。起きられなかったら、それは現実世界での死だ。
インセプションでは駒がキーに、イドでは外野が常に観察していた排出ボタンを押してもらえれば対象者は強制的に夢から出ることができる。
私は小さい頃本当に悪夢を立て続けに見て怖くて怖くて仕方ない時があって、その時に悪夢から目覚める解決法を編み出した。
まず"尋常でない恐怖感を感じた時""なにかおかしいと察した時"は漏れなく夢であり、その場合にはまず"夢であることを認知"することが大事だ。
次に"目ん玉を死ぬ気でかっ広げ"る。
それでもその世界から抜けられない時は"起き上がる"ことを意識して持てる力の全てを目ん玉に使い拳を握りしめ目ん玉をかっ広げる"
この方法で目を覚ますことが出来る。
でも、そういえば最近はやっていない。悪夢を見ても見たっぱなしで、認知すらままならない。恐らく、小さい頃ほど悪夢に対して自我の方が恐怖を感じなくなって、"起きなきゃモード"を発動することが無くなったのだと思う。
一度この方法で起きた時にその世界も夢だった時があって、その時は本当にパニックだった。なにしろ目ん玉かっ広げるのは当時の私にとって切り札だったため、それを持ってして起きられないとは…と顔面蒼白になったような気がする。
夢の対処法ってなんだろう。パプリカではその答えが"自我"だと書かれていたような気がした。誇大化した相手の妄想さえも、構築された世界すらも吸い込んでしまう自我の強さ。それがあの世界では"パプリカ"であり、最後まで彼女は負けたことがなかった。
(助けられたりはしてたけど…)
攻殻機動隊の映画監督の話でも同じで、素子が取り込まれなかったのはやっぱり自我だった。 そして、自我と共に大事なのは認知である。これは夢である、狂った世界であるという認知。これは下手したら自我の強さより大事である。
自我の強さという対抗策は一部の人間しか持つことは出来ないし突貫工事でどうにかなる問題では無いが、認知であれば誰でも持つことが出来る。
狂気への対抗策は認知と自我の強さ。
統合失調症を見ていてほんにそう思う。
狂気というのは敵か味方か、それどころではなく"ナニか"わからない状態で近づいてくるのであって、認知というのはまずその狂気を敵と判断できるかどうかだ。敵と判断した上じゃないと対処策も練れない。
そして自我は、鎧だ。自我の脆い、他己境界の曖昧な人間は、即呑まれる。
しかし自我の代わりになるものもある。それは知識で、知識は即ち認知に直結していて、だから知識がある人はやっぱり強い。
認知は、敵であるという認識。
知識は、その認識を得るための方程式を算出するための要素。
自我はそれそのまま自分自身を守る鎧。
クスリも、夢も、精神障害も、全部同じでバッドトリップしたらそれは敵だ。電脳への接続も同じような描かれ方をしている。
基本的にはクスリはやらなきゃ問題ないし、夢も覚めるから問題はない。しかし精神障害は、精神障害だけは本当に気をつけてほしいとおもう。呑まれる時は、一気に呑まれて、普通に戻ってこれない。
今あなたのいる世界で、そのままあなた以外の人間が天動説が正だと唱え始めたら?それが常識の世界と化したら?
これは確か糖質の例え話としてよく出される投げかけだが、本当にそんな感じだ。完全に本人の認知が歪んでしまっているため、自力では元に戻れない。(病識がない、という)
なんか夢の話から超脱線して申し訳なのだが、よまいごととしてながしてほしい。ねむい…
夢かあ…夢…
夢夢言っておいてあれだが、じつは夢にそれほど興味わない。(草)
夢というより、精神世界…または狂気と相対する人間の、人間性が表出する瞬間にとっても興味がある。
宗教、クスリ、犯罪心理…どれも面白いと思うけど、要は"脳がバグる過程"を楽しみにしているんだと思う。私は…
脳がバグる原因、ほんとうにわからない。脳って面白いし、幻覚とかも面白い。
脳、なぜバグる……………
ナゾ。脳、なんで?
あああと忘れていた、私はとんでも無くデジャヴの多い人間で、一時期こら病気なんじゃないか?と不安になってググったくらい多い。
小さい頃よりかは少なくなってきたが、それでもまだある。
デジャヴも脳のバグらしいが(頼むよ、脳…)
私の場合不幸の余地としてデジャヴが働く。
なにか生きていて選択の余地がある場合、6割方そこでデジャヴが起こるし、まあ例えば事象AとBがあったとしよう。AとBでどうしても迷う瞬間。Bを選択した行動して大失敗するデジャヴが完全に見える。当然Aを通常選ぶはずだが、私は絶対にBを選んでしまう。なんでぇー!?
なんというか不幸になる未来が見えているのになにか見えない力に操られているように絶対的意思を持ってBに行きたくなってしまい、姉妹にはBで成功してAの保守案でいこうょ…と怖気付いた自分を見返してやれ!!!!!!くらいまで思考が及ぶのだ。結果、絶対に物事は芳しくなりゃん。
エェ……
一度、というか最近(3月とかかな?)虫の声で失敗が見えており、Bに行きたいという絶対意思に無理やり背いてAを試したことがある。結果は、結構よかった。(写真館を選ぶという些細な選択だったが、予約していたところをキャンセル、金額も2万くらいかかっていたためどうでも良い選択ではなかった)
あ、あのデジャヴ、とか虫の声?
従った方がよかったんだ……………とビックリした。
これはわたしの予測だが、このデジャヴとか虫の声とかいう現象は、多分脳くんは起こるべき事象を無意識化で先回りして考えて不安要素として直感という形で提示してくれてる結果なんじゃないかな、と思う。
でも、逆側に死ぬほど行きたくなるのは、ナゾ…………これは恐ろしいほどの引力で、反抗できた試しは写真館の件以外に生きてきて一度もなかった。まさに脳vs自我。こわ…
とにかく、結論としては嫌な予感には耳を傾けること、認知と自我が大事ということ、そのくらいである。
マジで話題の変遷?がぐちゃぐちゃでさっきまで見てたLSDとかパプリカみたいだし、なんかよろしくなさそうだからやめます。
おやすみ…
敬具